30男の漬け物ブログ

各地の漬け物や商品のレビュー、漬け物の歴史などを辿りながら魅力に迫るブログです。

魚介のうまみを閉じ込めた本格派!万能千代の一番ダシを使ったきゅうりの浅漬け

こんにちは! 「アマチュア漬け物研究家・漬けもナー」です。

 

先日、なかなか外食の機会を作れない物足りなさから

 

「何でもいいから刺激が欲しい……」

 

とぼんやりスーパーの調味料コーナーをウロウロしていると、

棚に陳列されたゴールドの商品に目を奪われました。

 

なぜか多くを語らないおばあちゃんの謎

 

f:id:othllc2019:20200621125054j:plain

その名も「万能千代の一番ダシ」というパック入りのダシ。

 

神々しく輝く金色のパッケージを見ながら、

「んー、どっかで聞いたことあるような……」

 

とかすかな記憶をたどると、

 

かなり前に友人宅へお邪魔したときに、そこのおばあちゃんが使っていた商品だったことを思い出しました。

 

その方が出してくれた煮物があまりにもおいしくて、僕はさぞ特殊な秘密があるのだろうと思い、さり気なく探ってみたわけです。

 

すると、おばあちゃんは

 

あー、千代の一番よ

とクールに一言。

 

あまりにも当たり前のようにおっしゃるので

 

「あの、『チヨのイチバン』て何ですか?」

と聞くこともできずに

 

「なるほどー。いやーこんなにおいしく仕上がるんですね! アハハ……」

と薄っぺらいコメントで知ったかぶりをしてしまいました。

 

「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」

とは分かっていても、いざ相手に当たり前のように言われると、なかなか踏み込めないものですね……笑

 

用途は無限大!ティーパック方式で簡単本格ダシ

 

しかし、それから数年のときを経て、ついにスーパーのダシコーナーの奥地で発見したのです。

 

「こんなところに置いてあったのか」

 

普段はダシと言えば安価で定番のものしか見ておらず、少しお高めの商品はそれなりのライフステージに行ってからと考えていたせいで、毎回のように見逃していたのでしょう笑

 

確かにほかの商品と比較をすると少しお高い(今回買ったのは、10包入で約¥580)のですが、

 

これ、ティーパック方式で簡単に本格的なおダシがとれる優れものなんです!

見た目は麦茶、しかし触ると指にダシの香り!という感じですね。

 

しかも、パッケージの裏側には使用の目安が細かく書かれています。

そのまま野菜に振りかければ漬け物にも使えるとのこと!

 

f:id:othllc2019:20200621125112j:plain

というか、これを見ると、おにぎりから汁物まで何にでも使えてしまいそうな用途の広さですね。

 

「これこそ、まさに求めていた刺激ではないのか……」

と直感した僕は、早速カートへ投入しました。

 

時刻は13時。夜に食べるためには浅漬けだとしても急がなければなりません。

 

ダシに味がついているので材料はシンプルでOK

 

早速帰宅して調子開始。

材料は

 

・きゅうり4本

・塩ひとつまみ

・千代の一番ダシ1包

 

以上です。

 

今回はダシそのものの味わいを楽しむために、余計なものは入れませんでした!

 

きゅうりは斜めに薄切りして、ジップロックへ。

千代の一番は、パックを切り開いて直接振りかけちゃいます。

 

もともと塩などできちんと味付けされている商品なので、特に調味料は必要ありません。

が、一応塩をひとつまみだけ入れておきました。

 

そして、軽く揉んで冷蔵庫へイン!

 

ここまで約3分でした。

 

香りも味も◎千代の一番漬けの実力とは?

 

19時になって、漬かり具合を確かめるためにジップロックを開けてみると、中からは深みのある魚介ダシの香りが漂ってきました。

 

寝かせたのは6時間くらいですが、きゅうりがしんなりとして、程良く漬かっている印象です。

 

香りは抜群。

すると気になるのはやはり味つけです。

 

適当に塩をつまんで入れただけなので、完全に千代の一番頼みということですね。

 

お皿に移して、炊き立てご飯を用意して、いざ実食といきましょう。

f:id:othllc2019:20200621125126j:plain


 

結論から言ってしまうと、味つけに関する心配は完全に杞憂に終わりました。

ダシそのものにしっかりと味がついているので、もはや塩ひとつまみもいらないかもしれません。

 

しゃきしゃきとしたきゅうりの歯ごたえと、噛むたびに鼻の奥へと広がる魚介ダシの香り。

 

これだけで充分に主菜になってしまうような存在感です。

 

あっという間にきゅうり2本分は食べきってしまいました。

 

割と香りがガツンとくるので、残りは青じそのチューブと軽く和えて、よりサッパリといただきましょう。

 

千代の一番のホームページに飛んでみた

 

ちなみに、この千代の一番ダシ、販売している会社の名前自体が「株式会社千代の一番」なんです!笑

 

ホームページを見てみると、いきなり真っ黒の画面に「感動を超えてゆく」というスタイリッシュな文字が飛び出してきて、ビックリしました。

 

千代の一番ダシの開発コンセプトは、「誰でも簡単プロの味

料理が苦手な人や働いていて時間がない人も、ふりかけるだけで美味しく調理できるように、あらかじめダシパックの中に調味料を入れてみてはどうだろう……

 

というところから始まったそうです。

 

だからこんなに簡単で美味しく仕上がるのか。

そして、だからあのおばあちゃんは質問を軽く受け流していたのか。

 

と合点がいきました笑

 

そりゃ千代の一番使ってんだからうまいだろう。そんなに語ることはない

 

というわけですね……

 

公式ホームページでは、千代の一番を使ったレシピが公開されていて、そこにきゅうりの浅漬けも載っていました。

 

材料は

・きゅうり4本

・しそ10枚

・ごま大さじ3杯

・ダシパック1包

 

 

とのことです。

 

漬け方の方向性はあながち間違っていなかったのかな。

 

 

しそと和えると、夏バテで食欲が出ないときの心強い味方になりそうですね。