初めまして!この度「漬け物好きによる漬け物好きのための漬け物ブログ」を開設しました。
「アマチュア漬け物研究家・漬けもナー」として、各地の美味しい漬け物を中心に、漬け物について勉強したことやエピソードなんかをのんびり投稿できたらなと思います。
まずは、軽く自己紹介をかねて、僕が漬け物愛に目覚めたエピソードをお話しします。
大人に渋いと言われる小学生
僕が初めて漬け物好きを自覚したのは、小学校一年生の頃。
きっかけは学校給食でした。
お休みの子がいると、担任の先生が
「おかわりいる人~」
と声をかけて、元気な児童たちが一斉に
「ハイハイ」
と手をあげてじゃんけん大会……という一連の流れですね。
勝った人から好きなものをおかわりできる争奪戦です。
そんななか、上位に勝ち上がった僕が選んだのは
醤油のしょっぱさのなかに「生姜」のアクセントが効いた、ご飯が進む粋なヤツです。
僕はフルーツポンチや牛乳には目もくれず、真っ直ぐにキューちゃんを取りに行きました
しかし、クラスの子たちは
「え~!!」
と驚きの反応。先生までもが
「あなた渋いわね……」
と微妙な言葉をかけてくれました。
だってこれ美味しいじゃん……
「みんな漬け物そんなに好きじゃないんだ」
と寂しく感じたのとともに、自分が特別に漬け物好きな人間であることを自覚したのです。
漬け物界のレジェンド「きゅうりのキューちゃん」の歴史
そんなこんなで、今回は漬け物界のレジェンド、僕の漬け物の世界へ導いてくれた「きゅうりのキューちゃん」について、改めて学んでいきたいなと思います。
初回のテーマとしては、とてもピッタリな商品なんじゃないでしょうか!?
きゅうりのキューちゃんは、愛知県に本社を構える「東海漬物株式会社」から出ているロングセラー商品です。
どれくらいロングセラーかというと、なんと誕生したのは1962年だとのこと。前回の東京オリンピックが1964年ですから、それよりも前から発売されていたことになりますね。
発売当初、塩分は10%以上もあったそうですが、その4年後にはすぐに8.7%にまで低塩化しています。そこから時代の流れとともに少しずつリニューアルしながら、2019年現在では3.8%まで塩分濃度を抑えることに成功しているのです!素晴らしい。
漬け物好きにとって、いつもの食事で気になるのは何と言っても塩分の過剰摂取です。僕の小さい頃も、母があまりにも漬け物を食べる子どもたち(僕の兄弟も漏れなく漬け物好きです)を気にして、「○○枚まで制限」や「漬け物食べた日には梅干しナシ」などのルールを設けていました笑
とにかく、漬け物にとって「塩分濃度」は重要な情報の1つなので、東海漬物さんの公式ホームページにも時代とともに着実に低塩化している記録が事細かに載せられています。
いかにして塩分濃度を下げつつ、美味しさを担保してきたかに企業努力の証が表れているのです。もうほんと素晴らしい!
歯ごたえの秘密
きゅうりのキューちゃんといえば、パリッとした歯ごたえも大きな魅力の1つですね。しんなり漬かっているのに歯切れがいい。だからやめられない。また食べる。歯切れがいい。今日はこのへんでやめておこうかなと思っても、ほかの人がいい音をさせているのを聞くと、また食べたくなる。
このサイクルを生み出す秘密は、素材に使われている「四葉きゅうり」にあるそうです。皮の薄さとよく締まった肉質によって、味の良さと爽やかな歯ごたえを両立させるこのきゅうりが、キューちゃんの魅力の源なんですね。
僕はこのキューちゃんをご飯のお供にするのはもちろん、お酒のアテにすることが多いです。甘めの日本酒との相性が抜群で、カロリーも気になりません。「キューちゃん一枚でおちょこ一杯」のバランスが丁度いいというのが、最近たどり着いた結論ですね。
あと、何よりうちのマンションの真下にあるコンビニに置いてあるので、「なんか飲み足りないな」と感じたときにはすぐに調達できるのも魅力です。
きゅうり以外にも!キューちゃんブランドのラインナップ
キューちゃんブランドにはさまざまな商品があります。おにぎりやチャーハンなどのアレンジに適した「こつぶキューちゃん」や「福神漬」に「味キムチ」など、まだまだ魅力に迫ってみたいラインナップが存在しているのです。
せっかくのキューちゃん回をこれだけで終わらせてしまうのはもったいないので、別の機会にほかの商品やキューちゃんを使ったカンタン料理なども紹介できればと思います!
別の機会と言いながら、とりあえず卵かけごはん&キューちゃんは試す価値ありです笑